出土したもの

ポケモン、カードゲーム、ボードゲーム

【初期環境杯シングル】俺たちの最強結論パ・盾【集大成受けループ】

はじめに

 ポケモン剣盾の仲間大会で使ったパーティを紹介します。今回は剣盾が発売されてから最初の環境の再現ルールということで、とにかく懐かしい環境でした。初手ダイマが強いとか後発ダイマで詰めるのが強いとかいろいろな常識が開拓されていくまさに未開の地だったのを思い出します。あれから2年、プレイヤーたちはそこに整った土壌の上で、培ってきた知識や経験をぶつけ合う懐かしさと新しさの混ざり合う環境シノギを削ります。

 

仲間大会ルール

大会名「ポケモン剣盾初期環境杯 ーシーズン1をもう1度ー」

・シングルバトル

・剣盾最初のバトルのルールを再現

・ガラル図鑑にいるポケモンのみ使用可能

DLCで追加された特性や持ち物の使用禁止

・持ち時間10分 最大試合数15戦

・大会期間2022年10月15日21:00~23:59(3時間)

 

使用パーティ

 今回は初期環境の再現ということで、かなり使用可能ポケモンが限られるルールでした。当時はあたりが猛威を振るっていたと記憶しています。の特性はりきりとダイマックスの相性の良さに隠れてまだの強さが広まっていなかったのも印象的でした。これらの記憶は本当に最初期の話で、今回はどのポケモンが何に強いとか、役割破壊でこんな技を覚えるとかをプレイヤー間で共有されている前提での戦いです。

 さて、今回もすべての相手に対して後出しから受けきることを目標にパーティを組み始めました。

・鉢巻を受けるために

を受けるために

剣舞に勝てるように

に強い

・当時流行っていたタラプに勝てる

の並びとやりあえる

を採用してパーティが完成しました。今回は試合時間のないルールで、持ち時間が続く限り無限に試合をすることができます。受けループがTODで勝つときというのは、TODがなくても勝敗が覆らないことが多いです。むしろ初手ダイマで1体持っていかれて相手のを突破できなくて負けるというようなこともあるため、そういった状況でもPPが切れるまで戦い続けることができる今回のルールは、夢のようなルールでした。

TwitterTODが好きじゃないという人もよく見かけるため、みんな幸せになれるルールです(大嘘)。

 

個体紹介

ドヒドイデ

(NN:ロストソウル)

 特性  :再生力

 育成  :図太い H252 B252 D4 @黒いヘドロ

 実数値 :157-61-224-73-163-54 (S個体値28)

 技   :熱湯/黒い霧/トーチカ/自己再生

 役割対象:

 必須枠。このルールで鉢巻が後出しから受かるポケモンしかいないため、HB特化トーチカまで確定。珠剣舞ダイホロウに霧を押して再生して引くとこちらだけダイマを温存したまま相手のダイマをいなせる。

 TODがないルールのため、PP勝負になった時に黒い霧がPP48もあり有利。毒々や毒菱はあれば便利だが、なくても時間をかければ勝てるため、こういうルールでは霧が強い。相手のPPと魂を根こそぎっ!奪い取る。

 

選出数 5/12回 4勝

 

ヌオー

(ぬまおう)

 特性  :天然

 育成  :呑気 H252 B252 D4 @食べ残し

 実数値 :202-105-150-85-86-49

 技   :熱湯/カウンター/守る/自己再生

 役割対象:

 積み展開への回答。2年前の環境では挑発ビルドのタラプが流行っており、対策していないとコイツ1匹で受けルが破壊されてしまうため、挑発されても焼けば食べ残しで受かるを採用。やはり当時と今のプレイヤーの認識は変わっていて、実際はそんなには当たらなかった。が受かりそうな顔をしているが眼鏡オバヒで確2をとられている。天然のせいでオバヒ打ち放題。

 

選出数 5/12回 4勝

 

クレベース

(B-Boy)

 特性  :アイスボディ

 育成  :腕白 H236 B244 S28 @オボンの実

 実数値 :200-137-258-57-66-52

 技   :氷柱針/ボディプレス/鉄壁/自己再生

 役割対象:物理全般

 受け。環境に多い優秀な物理アタッカーを数値で受ける。特性頑丈が使えないルールであるためアイスボディだが、実はダイアイスの回復が有効な対面もあり、選出択の解消に一役買っている。それにどうせ頑丈が使えてもには型破りつのドリルで貫かれる。プレスの威力が高く、余裕がある対面は積極的に裏のにプレスを通しておく。

 HPはステロや呪いダメージでオボンを食べたほうが強い場面が多いため4n調整。

 素早さは4振り30族抜き。

 

選出数 7/12回 5勝

 

アーマーガア

(NN:カラスチール)

 特性  :プレッシャー

 育成  :腕白 H252 B252 D4 @フィラの実

 実数値 :205-107-172-65-106-87

 技   :アイアンヘッド/ボディプレス/鉄壁/羽休め

 役割対象:物理全般

 地面の一貫切り、受け。つのドリルはかわす。ならつのドリルも無効化できるがに弱いので不採用。にオボンを取られたためフィラの実を持たせたが、詳しくダメ計をするとの型とダメージ乱数によってフィラの実が発動したりしなかったりして微妙に安定しない。全パターンダメ計をして、ダメージを見て行動できるように事前に準備した。

 

選出数 7/11回 6勝

 

カビゴン

(NN:にくまる)

 特性  :厚い脂肪

 育成  :慎重 H164 A28 B4 D252 S60 @カゴの実

 実数値 :256-134-86-76-178-58

 技   :捨て身タックル/地割れ/ド忘れ/眠る

 役割対象:

 特殊受けと耐久ポケモン破壊。最強技ダイジェットを使いこなし怯み運ゲもできるを受けるポケモンが必須なため、後述のと合わせてどちらかで受ける。実際は特殊電気まで見れるばかり選出していた。特殊でしか勝てないうえに地割れしか打点がない。欠陥構築。の眠り粉が誰も受からず困ったが、で起きたタイミングでド忘れや眠るをポチポチ押していたらC6上昇暴風が全然入らずPPを枯らして勝てた。時間制限がないからできる荒業。

 大会当日は自覚の塊で、地割れを当てまくったし択負けも捨て身急所で解決していた。八面六臂の大活躍で、間違いなく今大会のMVP。

A…無振りを捨て身で確2

S…+3

HD…あまり

 

選出数 10/12回 9勝

 

ミロカロス

(NN:ラフルル)

 特性  :勝気

 育成  :臆病 H20 D236 S252 @達人の帯

 実数値 :173-58-99-120-175-146

 技   :熱湯/チャームボイス/黒い霧/自己再生

 役割対象:

 キツイ特殊ごまかし。帯を持つことで無振りをダイフェアリー(威力90)で確1にできる。の並びに弱くない。ダイマを切られると火力が足りなくなると思いきや、ダイドラグーンでもダイアークでも勝気が発動してやはりダイフェアリーで確1にできる。

 最速にすることでの悪巧みに後出しして上から黒い霧を押せる。ダイジェットに対しても再生連打でダイマ最後のターンに霧を押すとやはり上から動けるようになり、怯み負けがなくなる。実はこの動きはダイフェアリーダイフェアリーダイジェットでダイマ最後のターンに下からSを上げられると破綻するが、そんなの初見で気づけるわけがない…と思っていたら実際にその動きをされてマジでビビった。知っていたのかその場で気づいたのか、本当に感服する。

  特殊受けとしては電気弱点で選出機会は少なかったが、精神安定剤的活躍をしてくれたと信じている。

 

選出数 1/12回 1勝

 

戦績

13戦10勝2敗1分

レート:1613

順位:5位(参加者120人)

 めちゃくちゃ勝てた。制限時間のないルールで焦って詰める必要がなく、のびのびプレイできた。もうダメだと思ってからの粘りがすごく、細い勝ち筋をしっかり手繰り寄せることができてよかった。勝ちを目指して丁寧にプレイできたと思う。全体的に運は良かったが、詰めが甘くて1敗したのと、ぼーっとしていて選出が間に合わず1敗したが、パーティは本当に強かったと思う。それだけに少し悔いが残ったが、参加者が多い仲間大会で好成績を残せてとても嬉しい。

 

感想

 Twitterで仲間大会のお知らせを見て、参加することにしました。ニコニコ動画でも告知されていました。PVがかっこよくてわくわくするのでぜひ観てください。シングル部門は終了しましたが、10月22日にダブル部門も開催されます。そちらはまだ間に合うので興味がある方はぜひ参加してみてください。

www.nicovideo.jp

 DLC要素のないあの頃の環境の再現ということで、とても楽しみにしていました。個人的には剣盾で参加する予定のあった最後の仲間大会だったので、今までの集大成を見せるつもりでパーティを用意しました。DLC要素禁止ということで、アイスボディで厳選し直したり、新たな戦力としてを用意したりする必要がありましたが、Twitterでの告知を受けて7月には色孵化厳選を終わらせて準備万端でした。3か月も先の仲間大会に照準を合わせていたことに自分でも驚いています。

 こういうシンプルなルールで、参加者が多い大会で好成績を残せるのは本当にうれしいです。3か月も前から構築を練っていた甲斐がありました。

 ちなみに、このパーティは下記のブログを参考にしています(無許可)。先人たちの積み重ねの恩恵を受けつつ、倣うところは倣い、自分でダメ計してアレンジしていく、守破離の精神でパーティを組んでいました。

pythapoke.hatenablog.com

 

↑ 今大会の使用率上位

 当時多かったを筆頭に特にをたくさん見かけました。ランクバトルで禁伝を使えるようになってから全然見かけなくなったメンツがいてとても懐かしいですね。でも懐かしいのは見た目だけで、プレイングは現代の対戦環境のそれで、気の抜けない戦いが多かったです。レベルの高い試合が多く、制限時間のない中でこの技を耐えるかどうかー!みたいな極限の勝負をしていました。本当に最後まで勝つか負けるかわからない試合もあり、最高に楽しい大会でした。

 大会を主催してくださったホモナカ兄貴(@HMonaka_UB)、対戦してくださった兄貴たち、ありがとうございました。

 

ところで、今回の大会は試合時間のないルールでTODも起こらないのに、1回引き分けていますね。そんなことありえるのでしょうか?ん?誰かとマッチングしたぞ

!?!?!?!?

 

次回、本当に死闘